アルファシンドロームとは、飼い犬が家族の中で、自分がリーダーだと思い込む事です。飼い主の命令など一切聞かず、叱ったときは、うなり返したり、噛みつこうとする事もあります。
ダックスフンドのみならず、犬は野生時代から、群をつくって集団生活をする習性があります。 この群の中にはリーダーがいて群を統率しています。 もちろん人間の家庭で暮らすようになった現在では、飼い主がリーダーです。犬のわがままを許し、いつも犬の好き勝手にさせておくと、自分がリーダーであると勘違いし、手に負えない犬になってしまうのです。
このアルファシンドロームについては、その存在自体についての疑問の声も専門家の間にあります。
ただ一ついえる事は、叱るべき時はしっかり叱り、褒めるべき時はしっかりと褒めてあげ、粘り強く犬とコミュニケーションをとり、人間と暮らす上でのマナーを教える必要があるということです。
犬にとっても自分がリーダーであることは大変なことで、敵におびえて気が休まることもありません。
逆に、飼い主が信頼できるリーダーで自分を守ってくれるなら、ゆったりした気持ちで安心して暮らせるでしょう。さて、大切なワンちゃんにとってどちらが良いか?飼い主さんが良く考えるべき事です。
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