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ダックスフンドの感染症については、ワクチン接種や投薬により予防することができます。
狂犬病以外のワクチン接種・投薬について、義務はありませんが、感染すると治療方法の無く死に至る感染症も多く、犬に愛情をお持ちの方なら必ず接種及び投薬を行い防御してあげるべきです。
ペットホテル・ドッグランなどの施設によっては、ワクチン証明書がないと入場できない事もあります。 |
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●狂犬病 |
原 因 |
感染している犬に噛まれて感染。
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症 状 |
感染後2〜6週間ほどで発病。全身の感覚が麻痺し、性格を破壊され死亡します。
人間を含むあらゆる哺乳動物に伝染するうえに、治療法がありません。 |
予 防 |
狂犬病予防法によって、年1回のワクチン接種が飼い主に義務付けられています。
生後3ヶ月頃に1回目のワクチン接種を行います。 |
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●ジステンバー |
原 因 |
感染している犬の糞尿・鼻汁・唾液などから感染。
咳やくしゃみから感染することもある。 |
症 状 |
感染後1週間ほどで発病します。高熱・食欲不振・咳・鼻汁・呼吸困難・下痢・血便・
脱水症状・痙攣や麻痺を起こし死に至る。 |
予 防 |
ワクチン接種 |
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●伝染性肝炎 |
原 因 |
感染している犬の糞尿・鼻汁・唾液などから感染。
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症 状 |
感染後1週間ほどで発病します。高熱・食欲不振・下痢・嘔吐など。
子犬の場合は、急激に衰弱し、吐血・血便などおき、感染後2〜3日で死亡することもある。完治しても長期間尿中にウィルスが排出されるので注意が必要。 |
予 防 |
ワクチン接種 |
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●パルボウィルス感染症 |
原 因 |
感染している犬の糞尿・鼻汁・唾液などから感染。ノミが媒介する場合もある。
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症 状 |
腸炎型:感染後2〜5日ほどで発病。
激しい下痢や嘔吐、血便が起きる。脱水症状や貧血を起こし、子犬の場合は、
1〜2日で死に至ることもある。
心筋炎型:子犬に多い。呼吸困難におちいり、30分ほどで急死する場合もある。 |
予 防 |
ワクチン接種 |
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●レプトスピラ症 |
原 因 |
感染している犬の尿から感染。傷口から感染することもある。
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症 状 |
カニコーラ型:犬だけに感染
下痢・嘔吐を繰り返し、腎不全から尿毒症を引き起こし、死にいたります。
ワイル型:人間にも感染する。
下痢・嘔吐を繰り返し、黄疸症状が現れ、尿毒症を起こします。
いづれの型であれ、回復しても慢性腎炎になる場合が多い。 |
予 防 |
ワクチン接種 |
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●ケンネルコフ(パラインフルエンザウィルス) |
原 因 |
感染している犬の咳やくしゃみから感染。
空気感染のため、多頭飼いの方は、一頭が感染した場合は要注意。
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症 状 |
気管支炎の一種。
運動した時や、興奮状態の時に乾いた咳をして、微熱が続きます。
重くなると、湿った咳をして嘔吐や食欲不振などの症状がおこり、元気も無く、体重が減少することもあります。 |
予 防 |
ワクチン接種 |
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●フィラリア症(犬糸状虫症) |
原 因 |
蚊によって媒介され感染。
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症 状 |
フィラリア(体長17cm〜28cmの糸状の虫)が、心臓や肺動脈に寄生する。
血液の循環を妨げ、咳・貧血・腹水・呼吸困難などの症状をおこす。内臓に障害を起こして死に至るケースも少なくない。
発病した場合は、手術や投薬で治療することも可能です。 |
予 防 |
蚊が発生するシーズン中、月1回の予防薬の投薬。
※感染後に投薬するとショックを起こすことがありますので、必ず服用前に検査をする必要があります。 |
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